第39回上方漫才大賞

 今まで流し見しかしていなかったけれど、PCで録画、収集するようになって、ネタを厳選するようになった現在、見る目も厳しくなっている。新人賞にノミネートされた5組は麒麟、せんたくばさみ、千鳥、チュートリアルビッキーズの5組。会場が今年から広い大阪厚生年金会館大ホールになったということだった。そのせいか会場の受けは全体的によくなかった。舞台と客席の距離のせいもあるんだろう。千鳥は見たことないネタで、あいかわらず変化球オンリー。会場はまったくうけてなかった(笑)せんたくばさみは松竹所属のトリオであまりネタを見る機会がないので、新鮮。5組の中では一番うけてた。その他3組は既出のネタで会場との一体感がなかったこともあり見劣りした。せんたくばさみが優秀新人賞を受賞。

 漫才大賞はフットボールアワー。この若さで大賞をもらっているのはすごい。だってさかのぼって過去5年の大賞受賞者を挙げてみると、横山ホットブラザーズますだおかだ中田カウス・ボタン、ちゃらんぽらん、おかけんた・ゆうたってなもので、中堅以上が受賞している中、フットが選ばれてるのを見ると、そのすごさがわかる。東京にも進出し、TV出演も増え、忙しいのでしょう。ネタは冒頭は新しいが後半はSMタクシー。ここでも会場のウケはいまいち。

http://www.obc1314.co.jp/eve_guide/kamiman/kamiman9.htm
上方漫才大賞受賞者一覧
※高僧・野々村の名前が懐かしい。女の子コンビだっただけにすでに解散してるか?
→検索したらすでに解散。

 奨励賞はティーアップ。いやぁ、ティーアップですよ。ダウンタウンが熱狂的に若者に支持されていた大阪時代。漫才よりもコントの方が圧倒的に勢力を誇った時代。この時、トミーズやハイヒールなんかの漫才はほぼ記憶に残っていない。私の記憶に唯一残っていたのがこのティーアップ。ビールの宣伝に起用されるなど一気に来るかと思われた後、見なくなっていたのは病気してたせいなのか…… ネタはダントツに面白かった。なんでしょ?似たようなネタなんだけど何回見ても笑えるのは実力か?保存している漫才が一番多いのもティーアップ。(その次は海原やすよともこ)これから行くぞ!って時に行けなくてバラエティズレしなかったのが良かったのだろう。→漫才保存。