カツ紅 - シリアスゲームの行く末は。

 あんてなに登録している『アキバ系!文京区本郷四畳半社長』のエントリシリアスゲームとエデュテイメントから派生。あんてなに追加。書かれていることは技術よりなエントリも多いが、思考の参考になりそうな魅力的な記事も多い。

 ところでシリアスゲームとは

ゲームをエンターテイメントのみに留まらず、教育や啓蒙活動、さらには広報活動など、多方面に活用する狙いを持たせたもの。

というものを呼ぶらしい。教育系という意味で私はアキバ系!〜で書かれているエデュテイメントとして認知していた。シリアスゲームとはもう少し広い意味で使われるようだ。ゲームといえば、勉強の敵とPTA(ポール・トーマス・アンダーソンではないよ)から見られてきたが、実はそうではないということにようやく気付いてきたのだろう。勉強は役に立つけど、面白くない。ゲームは面白いけど役に立たない。こんな風に単純に決めれば、じゃあ面白いゲームで役立つ勉強が出来るようにすればいいと考える人は少なくないだろう。ところがそうやってできたゲームは大抵教育に寄りすぎで、ゲームが面白くない。そこに業界の巨人、スクエアエニックスが入ってきたら、かなり面白いことになるのではないだろうか? 元々私は勉強好きというより知識好きなので、勉強が嫌いだと思ったことはないのだが(数学以外)、こういう方向性が今の日本の学力低下を防ぐのに役立つかもしれない。そう思ったけれど、バカでジョーシキを振りかざすキョウイクイインカイとかいうところは、カツ紅さんの書かれている 日米の発想の違いについて思ったことでニュースとして取り上げられている学校でDDRなんて発想も出てこないのかも。それにしても、今の日本の教育ってホントに崩壊しているように感じる。競争がよくないからかけっこにも順位をつけないというバカなことをやっているところっていまだにあるんでしょうか?あったとしたら、そんな教育を受けてしまった子供に同情してしまう。だって、そうでしょ?グローバリズムが拡大している社会において競争しないということがあるのだろうか?競争のない社会、それは共産主義ムラ社会ぐらいのもの。教育ってのは社会の荒波に晒されてもやっていけることを教えるところじゃないの?そんな人間が社会に出てまともに生きていけると思う?昨日ザッピングの瞬間に見たNHK教育しゃべり場でも10代が必要なのはゆとりじゃなくて競争だとかゆってましたぜ、ダンナ。10代の思考能力が無いから我々が保護しなければいかんとか言われてるその本人達がこう感じているのに、それをくみ取れない、自分たちの価値観の押しつけだけで、成り立っている今の社会の脆さに気付かないといけないのではないだろうか?ニュースで競争を煽らないようにテストの結果は都道府県別にしか発表しないとかわけのわからないことになっているようだし。じゃあ、学校の成績はどこで決めるんだ?ってことにもなりそうだけど。学業の成績。これだけでいいんじゃね?だいたい学校の成績がすべてだと思っている価値観を破壊すればそれで。だって人生学校の成績だけで決まるワケじゃないし。わかりやすい価値観に囚われてしまうことをぶっつぶせばそれでいいんじゃね?ブランド主義とか死ね。勝ち組負け組興味無し。一度きりの人生、楽しくいけばいいじゃない?

参考
スクウェア・エニックスと学研、シリアスゲーム事業で提携。専門の新会社「SGラボ」を設立
全国学力テスト、学校・市町村ごとの成績非公表に