mixiチェーン日記とデジタルメディアの問題点

考察の元ネタ
ITmedia News:Web2.0時代の“脆弱性”――mixiチェーン日記はなぜ広まったか (1/2)
 明らかにリテラシーの欠如。これだけネットが普及したことに対して、ネットに対する教育が遅れている証拠。例えば、性教育が現場で遅れているとしても他から入ってくる情報は玉石混淆とはいえ大量に存在するわけだ。しかし、ネットリテラシーというのはネットの特性としてプッシュ型ではなくプル型であるために、自らが学ぼう、調べようという意志がないと永遠にわかることはない。ネットに情報として大量に存在しているにもかかわらず目に触れることがない。これはCD-ROMなどのメディアにも同様のことがある。先日、会社四季報のCD-ROM版を購入した。スクリーニングの際に使いやすいだろうという意図からだ。ブック版と違い、確かに調べたい情報があるときはすごく威力を発揮する。だが、何も考えずに色んな情報を見たい場合にはとても不便である。アナログメディアの本で可能なパラパラ読みというのが不可能だからだ。デジタルメディアはこの点について今後改善していかなければならない。その中でAmazonの中身検索は健闘していると思う。既得権益者の反発はあるとは思うが。立ち読みして内容を確認という行為に限りなく近いからだ。ここに解決のヒント、および電子書籍の売り方のカギがあると思う。