ダ・ヴィンチ・コード

 明日までのタダ券をもらったので急遽、本日見てきた。公開してすぐに見た友人の話ではまぁこんなもんという評価だったので期待せずに見たのだが、案外面白かった。前半は確かに飛ばす飛ばす。観客は事実を追うだけで精一杯で感情移入なんかできない。後半になると原作にある膨大なうんちくは飛ばされまくりwwww しかし、これぐらいしないと映画の中に収まらないしそれはそれでよい。導師の部分も割とあっさりばらす。シラスもあっさり。なんだ全部あっさりかよwwww 確かに映画だけ見ればこんなもんかと思うかも。しかし、原作を読んでから見ると、視覚化されたロンドンパートに感動した。あくまでもロンドンパート。ルーブルは思った以上にすっとばされ過ぎ。ルーブルパートこそ期待したのにタメが無さ過ぎだっつーの。で、私がこの映画が良かったなと思った理由として、要所要所にいいシーンが散りばめられていたからだ。飛行機でのイアン・マッケランのセリフ「私は今歴史の中にいる」とか奮えるよね。そして、トム・ハンクスニュートンの墓で思考する部分のビジュアル化もよかった。答えを知ってるからこそ、あの視覚化された部分での閃きがこちらにも伝わってきた。そして、原作とはかなり違うラスト。オドレイ・トトゥが溜め池に足をちょこんとつけて「出来ないわ」といたずらな笑みを浮かべ、「次は水をワインに変えることに挑戦してみるわ」という屈託のないシーン。いい!そして終わりかと思いきやトム・ハンクスがパリに戻り、ヒゲを剃るシーン。何のこっちゃと思わせて…… ラストは原作より全然良かった。これは是非とも、原作見てから楽しむべき作品だと思った。そういえば、話題になってたトム・ハンクスの髪型があんがい気にならかったなwww

 で追記。mixiの方にアップしてからこっちだけど、逆の場合もあるので、特に意味はない。文章を書くって見てもらう人に何かを投げかけることを前提に書くわけだけど。mixiのレビューってみんな、面白くなかった、面白かった。原作見てからの方が良い、見ないで行く方が良い。キリスト教わかんね。ぐらいしか書かないのね…… ま、いいけどさ。