トランスフォーマー

 久しぶりに初日に映画を見た。

 画面の迫力はとにかくすごい。エンターテイメントに徹しているというかコメディパートが多くて、シリアスな雰囲気ではないのがちょっともったいない気がする。まぁ笑ったけど。画面はホントにすごくて、特に冒頭のファーストコンタクトまでの部分がゾクゾク来た。撮り方うめぇーとか思ったんだけど、まぁ、その後はそうでもなかった。なんか、バトルは予告で使われてる部分がほとんど全部だったのもちとがっかり。

 気になったのはトランスフォーマー自体が巨大過ぎて、カメラとの距離感がビミョーなこと。どういう意味かと言うと、近すぎるとロボットが枠に入りきらず、何してるのかがわかりにくいし、距離を取ると迫力が無くなる。その距離感が掴めていなかった感じがする。逆に冒頭のシーンではそれがすごくうまく出来ていて、良かったんだけど。トランスフォーマーの形状もなぁ…… ごちゃごちゃしすぎてるのと色味感が無いので誰が誰やらわかりにくい。それとアメリカ人的発想というか、喋るときに口を動かさないとダメ的なところがどうかと…… その辺の省略の美学が無いなぁ。変形シーンとかはよくできてるんだけれど。それと市街地戦での人間が邪魔。画質のクオリティが高いので人間が右往左往するのがよく見えるんだけど、あれいらんと思う。CGなのかなぁ?うまいこと踏みつぶしてないシーンが多すぎて、なんか笑えた。あれだけ激しいバトルしてるんだから、どう考えてもプチッと逝ってるはず、プチッとw

 後、話の筋が…… どうやって終わらせるのかと思っていたが、あれは…… 人間はあくまでも添え物でロボットが主役なんだから、その辺でもっと盛り上げて欲しかった。この争いのキモであるキューブもあんまし意味が…… まぁ、筋に関しては色々イロイロ言いたいことがあるけれど、この迫力は映画館で見ないともったいないと思うので、劇場に足を運ぶことをオススメする。

 続編がありますよー的な終わり方だったので、次回作は是非、ポール・バーホーベンに撮らせて欲しいな。Wikipedia見たらオランダに帰ってハリウッドはもういいと言ってるみたいだけど……