続・短歌探検
今日からはじめる短歌の作り方 田島邦彦
物語のはじまり 短歌でつづる日常 松村由利子
念力姫 笹公人
念力図鑑 笹公人
プーさんの鼻 俵万智
恋する肉体 川上史津子
えろきゅん 川上史津子
トリアングル 俵万智
あの後はこんな感じで読みあさりました。笹公人は合わなかった。川上史津子はエロかった。最初は。でも同じ味付けをここまで並べちゃうと飽きてしまう。なるほどと思う。逆にプーさんの鼻は感動した。出産育児成長の距離感とその瞬間その瞬間の思いが。恋愛系がピンと来ないのは男女の差か経験の差か。多分、男の目線と女性の目線が違うのだろうと推測。どうも私は恋愛感情よりも他の感情の距離感が気になるらしい。ただそういうのはあんまり見ない。まだ?それともない?
恋愛系は相聞歌だけれど、家族詠でもないし。まぁ、別に囚われることもないんだろうけど。まだまだたくさん読まねばならんのだろう。残念…… 大学時分に短歌と出会ってれば……(´・ω・`)
フラッシュライトのような雷光に暑さが打ちのめされているよう
ビリビリとかべを震わす雷鳴が夏の終わりをつれてきている
部屋明かり落として窓の外を見るはしる龍光(りゅうこう)の残像に酔う
神様も暑さにキレて乱れ打ち何もそんなに暴れなくても…
きゃっ怖い 雷鳴におびえている君に抱きつかれてる妄想をしている
わっ怖い 雷鳴にビビっているボクがヨシヨシされてる妄想をしている
和太鼓が鳴り続けてるようだとキミは電話で嬉々と報告
切り裂いた光と音で夜の闇さすがに帰宅の心配をする
遠ざかる音にホッとした時に電話が鳴ってまたもドキドキ
光るたび雲の姿を照らしてる月もでているボクは見ている
先日のすごい雷の時に。
流されて改札口から押し出され朝のラッシュはみんな かおなし
それぞれがオリジナルであるはずなのに流れ出るのはほぼ既製品
→短歌だけでは意味がわからない。ので改作
それぞれがオリジナルであるはずなのに改札出るときほぼ既製品
朝の通勤時に。
奇跡とは軌跡の先にあるもので感動くれた球児に感謝
メール打つ午前4時過ぎねむる前 あなたは起き出し遠出の準備
目が覚めて空腹感が襲い来てそれでも起きない今日は休日
ふたつぶのコーヒー染みの距離感にわかっているけど布をつまむ
離れてるコーヒー染みを洗濯しかすかに残るあなたを思う
飼い犬になめられつづけべとべとな君をベトベトな気分で見る
飼い猫になめられつづけているボクは痛さに愛しさ感じてねむる
みそじ越えくびすじの汗とまらない 暑中お見舞い申し上げます
寝る前に。
なんつーか、余韻の残る歌が少ないよね。ラッシュの所はありがちすぎる。「奇跡とは〜」はうまい気がするがどうなんでしょう。しかし妄想好きだな、オレ。