続・短歌探検

 今日からはじめる短歌の作り方 田島邦彦
 物語のはじまり 短歌でつづる日常 松村由利子
 念力姫 笹公人
 念力図鑑 笹公人
 プーさんの鼻 俵万智
 恋する肉体 川上史津子
 えろきゅん 川上史津子
 トリアングル 俵万智

 あの後はこんな感じで読みあさりました。笹公人は合わなかった。川上史津子はエロかった。最初は。でも同じ味付けをここまで並べちゃうと飽きてしまう。なるほどと思う。逆にプーさんの鼻は感動した。出産育児成長の距離感とその瞬間その瞬間の思いが。恋愛系がピンと来ないのは男女の差か経験の差か。多分、男の目線と女性の目線が違うのだろうと推測。どうも私は恋愛感情よりも他の感情の距離感が気になるらしい。ただそういうのはあんまり見ない。まだ?それともない?

短歌 - Wikipedia

 恋愛系は相聞歌だけれど、家族詠でもないし。まぁ、別に囚われることもないんだろうけど。まだまだたくさん読まねばならんのだろう。残念…… 大学時分に短歌と出会ってれば……(´・ω・`)

 フラッシュライトのような雷光に暑さが打ちのめされているよう

 ビリビリとかべを震わす雷鳴が夏の終わりをつれてきている

 雷鳴にどこかで犬が怯え鳴きピカドンピカドンあっまた落ちた

 部屋明かり落として窓の外を見るはしる龍光(りゅうこう)の残像に酔う

 神様も暑さにキレて乱れ打ち何もそんなに暴れなくても…

 きゃっ怖い 雷鳴におびえている君に抱きつかれてる妄想をしている

 わっ怖い 雷鳴にビビっているボクがヨシヨシされてる妄想をしている

 和太鼓が鳴り続けてるようだとキミは電話で嬉々と報告

 切り裂いた光と音で夜の闇さすがに帰宅の心配をする

 遠ざかる音にホッとした時に電話が鳴ってまたもドキドキ

 光るたび雲の姿を照らしてる月もでているボクは見ている

先日のすごい雷の時に。

 流されて改札口から押し出され朝のラッシュはみんな かおなし

 それぞれがオリジナルであるはずなのに流れ出るのはほぼ既製品
 →短歌だけでは意味がわからない。ので改作
 それぞれがオリジナルであるはずなのに改札出るときほぼ既製品
朝の通勤時に。

 奇跡とは軌跡の先にあるもので感動くれた球児に感謝

高校野球の決勝戦を見て。

 メール打つ午前4時過ぎねむる前 あなたは起き出し遠出の準備

 目が覚めて空腹感が襲い来てそれでも起きない今日は休日

 ふたつぶのコーヒー染みの距離感にわかっているけど布をつまむ

 離れてるコーヒー染みを洗濯しかすかに残るあなたを思う

 飼い犬になめられつづけべとべとな君をベトベトな気分で見る

 飼い猫になめられつづけているボクは痛さに愛しさ感じてねむる

 みそじ越えくびすじの汗とまらない 暑中お見舞い申し上げます

寝る前に。

 なんつーか、余韻の残る歌が少ないよね。ラッシュの所はありがちすぎる。「奇跡とは〜」はうまい気がするがどうなんでしょう。しかし妄想好きだな、オレ。