コントにおけるアドリブ

 ダウンタウンのごっつ以降、コントにおけるアドリブの重要性が非常に高くなっています。ところがこのアドリブというのは非常にセンスを要求されるものであり、天才松本人志や、板尾創路の才能があってこそクオリティの高い笑いが成立していたもの。しかし、このスタイルが主流になるにつれ、センスのないものにもアドリブが要求されてしまい、現在流れているコントの出来の低さにつながっている気がします。そのためにコントが漫才より面白くないような雰囲気になっています(自分の中で勝手にですが) これを打開するためには新しい天才の出現が待たれますが、今のベテランの活躍、中堅の小粒化、新人不遇の時代においてなかなか現れてきません。ダウンタウンの出現により島田伸助が漫才を辞めようと決意した時ぐらいの新人が現れるのはいつになるのでしょうか?そんな天才が出現したときにその笑いについていける人間に年を取ってもなりたいものである。