電力線通信

関西電力は、きょう、コンセントにつなぐだけで通信ができる「電力線通信」の実験を公開しました。

家庭用のコンセントからコードを1本つなぐだけで、高速インターネットが楽しめる。こんな便利な生活が、もう目の前にまで来ています。これは、「電力の供給」と「インターネットの接続」の両方を電源コンセントから行う、電力線通信(PLC)という技術です。通信速度は最大で、光ファイバー(毎秒100メガビット)のおよそ2倍(毎秒200メガビット)。家庭内の配電線がネットワークとなるので、将来的にはテレビやエアコンなどを操作することも可能になります。

このサービスは、すでにアメリカやヨーロッパ(ドイツ・オーストリアスウェーデン)の一部で実用化されていて、中国も年内には本格サービスを始める見通しです。

一方、日本では、配電線から漏れた電磁波がアマチュア無線短波ラジオを妨害するとして禁じられていました。しかし今年1月、ようやく実験が認められ、関電でも、いかに影響を少なくするかに取り組みました。実験では、実際に通信を行ってみましたが、少し数値が上がっただけでほとんど影響のないレベルでした。短波ラジオも、問題なく聞き取れたということです。関電では「かなり良好な結果が出ている。実験の対象を増やして早期の規制緩和を目指したい」としています。

電力会社が、これに力を入れるのは、もともとあった設備を生かして新たな収入を得ることで、既に参入している通信事業をテコ入れしたいという思いがあります。関電は来年度以降の実用化を目指しています。

引用元
http://webnews.asahi.co.jp/

 これが実用化されれば、過疎地域や山奥でも高速通信が可能になるのだろうか?
 そうすれば、隠遁生活してもやっていけるな……