ER× →「ER」(「」付き全角文字で書かないとリンクが無反応)

 久しぶりにERを見て泣いてしまった。大雪が原因で交通はマヒ、患者が多すぎて仲間が言い争うこともなく、搬送されてきた患者を救うことのみにスポットを当てた回だった。こんな回は非常に珍しい。今回のエピソードはシーン変換にとても気を遣っていて、驚いた。冒頭で雪の降り始めにカーターがERの中へ入って行く。カメラはそのままカーターの移動を建物の外からトレースして動き、待合室の窓で停止。そのまま時間経過が続き、窓ガラスは徐々に曇っていく。窓が曇りきった頃、周囲は明るくなり再びカメラが移動。カーターがERの入り口から出てくる。そして、カメラは上昇していき、大雪の状況を雪に埋もれた救急車と共に描写する。オープニング以降も場面変換があたかも連なってるかのような撮り方を多用。とても丁寧な撮影をしていた。一方で内容も4人家族を襲った突然の悲劇とパーキンソン病医学生の心情の変化、エリザベスのまだ癒えない心の傷を描き、きっちり処理していた(こういう書き方は感動的な内容とそぐわないが連続ドラマでは登場人物の心情やエピソードの決着をきっちりとつけなければ、いいドラマとは言えないので) いやーホントによかった。

 ということでビデオ屋のむかつきはチャラ。
 さぁ、寝て夢を見よう。