隣のリッチマン

 邦題は下の前作「隣のヒットマン」のパクリ。原題は「envy」意味通り妬みをテーマにしたコメディ。しかし、日本ではコメディがダメだなぁ。ベン・スティラージャック・ブラックレイチェル・ワイズクリストファー・ウォーケンが出演して、監督がレインマンのバリー・レヴィンソン。テンションが低いコメディだけど、それなりに面白い(それなりにが一番の問題か?)「メリーに首ったけ」ほど突き抜けてないけど、こういった作品を映画化できる土壌があるからこそ、あんな突き抜けた作品ができるんだけどな…… しかし、ジャック・ブラックはけっこう前から出てるんだなぁと出演作品をチェックしてて思った。ちょい役でも記憶に残ってるのは「エネミー・オブ・アメリカ」と「ジャッカル」か。「スクール・オブ・ロック」「愛しのローズマリー」「ハイ・フェデリティ」なんかはキャラの強さが災いして主役を張ると演技が大根というか大げさになるというか。脇役に回ると出しゃばれないのに存在感があるから目立つ。どうにかならんのか、これ。その辺が私の大好きなアダム・サンドラーと違ってメインを張るのに時間がかかった理由の一つだろうな。間違いなく。作品の感想はみんないい人なので楽しく笑えるコメディだす。ちょっとレイチェル・ワイズが金持ちになって我を失う辺りは必見ではなかろうか?