NHKスペシャル 「同時3点ドキュメント」第1回 「マネー・思惑の激突」

 「北京で蝶が羽ばたけば、ニューヨークで嵐が起きる」というカオス理論でよく使われるバタフライ効果のように、ある出来事に焦点を絞り、別の場所で起こった出来事による変化を3点同時に観測しようという企画。なお、実際のバタフライ効果の引用とはちょっと違う。で第1回は「為替相場」。「為替相場」はまさにマネーゲーム。市場の9割が投機対象のマネーというすごさ。これを見たら株式相場はまだ実があるといったところか。番組は香港とN.Y.の投機家と日本の銀行との対比で描かれていくが。誰が儲けた、損したはともかく、企業の注文をまとめて為替変動によるリスクを減らそうと努力する銀行にはどう考えても勝ち目は無いよな…… 様々な思惑で、それこそN.Y.の地下鉄のぼや騒ぎが「すわ、テロか!?」ってことでガシガシドルが下げていく相場で後手後手に回る銀行はいかに損失を減らすかという手法しか取れないわけで。損する前提でしか動けないのではないかと。それなら仕掛けられる投機家が圧倒的に有利?かといえば、投機家も様々な思惑で動いているわけで、一概にそうも言えない。まさにハイリスクハイリターンな市場だというのがわかっただけ…… ブルブル