リディック

 ピッチブラックの1キャラクターだったヴィン・ディーゼル扮するリディックを主役としたスピンオフ映画。スピンオフされるぐらいヴィン・ディーゼルの存在感が素晴らしかったのはわかる。ところが、作られた設定がえらいどでかい。そのせいで正義の味方ではないリディックは目標に向かうわけではなく場当たり的な行動しかできず、世界を救ってもちっとも面白くない。一方で重厚な世界観を設定してるのに映画の中で語られることが少なすぎて、よくわからない。ジュディ・デンチも存在してる意味がわからんし。おバカなジャック(今はキーラよ)とか言ってる女も人の忠告聞かずに投げやり的な行動してるからそんな目に会うんだよと突っ込まれそうな役どころ。バッカじゃねぇの。そんな中、お慰みはCGのすごさ。こちらはかなりリアルだった。ネクロモモンガーwの船はかっこよかった。ちょっとギーガテイスト。半生半死の描写やジュディ・デンチ扮するエアリオンのエフェクトは秀逸。けっきょく脚本が世界観を伝え切れてないもったいない作品でした。しかし、冒頭リディックが賞金稼ぎに追われてるシーンで彼らが乗ってる宇宙船。あれはなんですかw なんで、狙撃手を外にぶら下げる仕様?