ヒューマン・トラフィック

　ミラ・ソルヴィーノ、ドナルド・サザーランド、ロバート・カーライル出演のTV映画。前後編180分ある。題材はヘビー。いわゆる人身売買の話。の割には話の作りが重くないので、見やすい。人身売買といっても、セックススレイブとしての売買。東南アジアのペド系の人身売買はともかく、東欧系の女性を売春婦に仕立て上げ、入国させて搾取というのはちょっと説得力に欠けるというか、なんというか。女性が手っ取り早く稼ぐ手段として売春婦というのは確立されてると思うんだけど、それをこんな感じで拉致って来てするってのはリスクがでかすぎないかね？それにそこに来る男もつっこめりゃいいんか？？？？そんなん楽しいのか？？？とちと？？？の部分はあるけれど、まぁそれなりに見れる作品。ディテールは言いだせばきりがない。逆にこれぐらいゆるく描いてるから見やすいというのもある（最近、真摯な映画を見るのがしんどくなってしまっている）。実際はもっと非道いだろうから、臓器売買とかさ。だから、これぐらいのぬるさがちょうどよろしい。ミラ・ソルヴィーノはあいかわらずもっさくて、あか抜けない感じの姉ちゃん。ドナルド・サザーランドはまぁ貫禄あるけど、気合いは入ってない感じ。ロバート・カーライルはやっぱ悪人がよく似合うよね。後、I.C.E.アイス（移民関税局）という部署が主役の作品を初めて見た。覚えておこう。