長崎 小6 事件

 こんな事件が起こるんだねぇ。びっくりしたのがカッターナイフ。なぜ、まず傷つけるを前提なんだろう?少しずつ動機が明らかになってきているけれど、一概にどうとは言えない。印象としては子供特有の他人に対する無神経さと自分に対する過剰さで、起こった事件。と同時に小学生という狭い世界で生きているモノが、ネットという空間を利用したために劇的な反応を引き起こし、その激情がリアルワールドに還流されてしまった事件。そういう感じか。不可解というか悲しいのはカッターナイフを持っていったということだけだ。そこだけだがそれが決定的になってしまったのが悲しい。

 自分が小学校の頃を振り返って見れば、友達をデリカシーのない言葉で傷つけたり、何気ない先生の一言で傷ついた。それは一緒だろう。と同時に狭い世界は同じ。隣町の小学校に行くのだってちょいとした勇気がいったものだ。けれどカッターナイフという発想はなかった。むかついてもこっちからケンカを売ったことはない、気弱な小学生だったな。売られれば買ったけど。

 なんて書いたまま放置してたら、詳細がわかってきたようだ。HPでバトルロワイヤルをなぞる小説かぁ…… それ自体に問題はないんだけど、自分のクラスでそれを書いてたというのが…… もしかしたら、この少女はそうすることで自らの負の部分に抑圧をかけていたのかもしれない。それを注意されることによりあふれ出した…… 被害者の彼女は正義感の強い子だったのだろうか? 4日前にすでに決意していたとか、その間に誰かに打ち明けることはできなかったんだろうか? なんて様々な想像が頭に浮かぶ。

 一方で訳知り顔で動機の理由付けをする識者たち。もううんざり。自らの安心させるための理論をテレビで放送するのは止めていただきたい。そういうカテゴライズのような提言には何の意味もなく不愉快なだけ。親は子供との対話と信頼関係を築くだけでいいのです。それ以上のことはいらないと思う。親として子供としっかり関係していればほぼこういうことは起こらないでしょう。それでも起こってしまった場合は仕方ないのです。どんなに信頼しても裏切るモノは出てくるし、世の中はそういう風に出来ているのです。腹をくくって子供と一緒に歩んで生きましょう。

 私の意見なので、違う意見の方は気にする必要はありません。
 議論する気もありません。