勉強ができない人・成績の悪い人

参考
勉強ができない人・成績の悪い人 - Slow Jamz

 まぁ、このネタ自体について語るわけじゃないけどつらつらと。私はそもそも知識欲が昔から旺盛だったもんで、教科書なんかも頼まれもしないのに先に先に読んでしまっていたタイプ。なので、高校受験まではそれほど勉強で困ったこともなく、成績もフツーより良かったクチ。そして、「オレ全然勉強してないよー」と言って、前日もツレと麻雀してたくせに、点数は良いという、嫌われるタイプ。そんな中、高校に入ると数学はダメになったね。地力があったから、ある程度の応用は記憶しているパターンから導き出せるんだが、その幅が狭かった。で、大学受験では当然落ちた。元々それほどの進学校でも無かったし、そもそも地力でここまでやってきたわけで、勉強の仕方とかまったくわかってなくて、闇雲に問題を解いたりしていたけど、それで全てこなせるほどのキャパは無かったみたい。で、浪人。ここでは某代ゼミのサテライト教室に通って、勉強の仕方をみっちり習得した。受験科目の知識よりも勉強方法の知識を学んだといっても過言ではない。

 その結果、希望通りの某私立大学に入学できた。で、まぁ関西では上位の大学だったこともあって、オカンのルートから近所の子に家庭教師をと頼まれる。在学中に中学生3人に教えた。元々、私が卒業した高校志望だったので、それほどハードルが高いわけでもなかった。実際、内申書8割、試験2割ぐらいの合否判断だったので、劇的な成績向上を望まれたわけでもなかった。そこで、私が課したのは非常に単純な作業。漢字と数学のテストをして、間違った問題は次回に繰り越していくというモノ。もちろん、解き方なんかは教えたけど、これだけでだいぶ成績が上がった。単純だと思うけど効果的だった。知識とは反復であり、経験則である。一度解いて、間違えても正解を覚えられる人はいいけれど、ほとんどの人間はそうじゃない。だから、強制的に同じ問題を繰り返した。そうすることで知識量を増やした。もちろん、大学受験などでは範囲が膨大だからまた違うテクニックがいるんだろうけど。というわけで、勉強ができない人は主に勉強の仕方に関する知識が不足しているんだと経験的に思う。

 関係ないけど、教えた内の一人がインド系日本人(ポリティカル・コレクトネス(笑))で、両親もインド出身。彼を教えたときに一番困ったのが国語。日本語の歴史で培われてきた一般常識とも言える慣習的なモノが全くないわけで、これを説明するにはどうすればいいのか、たかだか週1時間だけの家庭教師では不可能だったし、教え方も見当もつかなかった。