M-1グランプリ2007

　笑い飯、POISON GIRL BAND、ザブングル、千鳥と最初から変化球が続く。笑いの波が起こらない。その後にかっちり作られたネタのトータルテンボス。笑いが増える。勢いで押してきたキングコング。予想外にうまかったハリセンボン。大舞台では力不足だったダイアン。そして敗者復活のサンドウィッチマンが一番笑いを取る。決勝3組はトータルテンボス、キングコング、サンドウィッチマン。この時点でサンドウィッチマンというまったく知らないコンビがどんなネタを見せてくれるのかワクワクする。そして、やり終わった時点でサンドウィッチマンの優勝を確信。結果、サンドウィッチマンの優勝。

　変化球が前半に続いたせいで、あぁもうM-1ダメなのかという気持ちに。こちらも見ていてそれほど笑えなかった。ところがトータルテンボスでしっかりしたネタにしっかりとした笑いで安心する。これはトータルテンボス優勝も有り得るなぁと。その後のキングコングはラッキーだったと思う。変化球続きの次にゆっくりなストレートが来て、その後の速球。そりゃ早く見える。そしてハリセンボン。角野卓造のツッコミが素晴らしく冴える。ワンテンポ置いて付け足すツッコミやドンタッチミーはかなり笑えた。ダイアン。今まで出てきたコンビがネタのパターンがあり、その上でバリエーション出してる感じだったが、ダイアンはよく見るやつとパターンが違った。おそらく「この仕事をしてお金をもらってる」というフレーズの天丼を聞かせるためにいったん消えたんだろうけど、実際2回目ぐらいまでは成功してたが、逆にその間一人舞台に残った方が乗せていく笑いの波を維持できなかったのは致命傷。そしてサンドウィッチマン。まったく知らんコンビが敗者復活で上がって来たことにワクワクした。

　個人的な決勝順位
１．サンドウィッチマン
２．トータルテンボス
３．ハリセンボン
４．千鳥
５．キングコング
６．ダイアン
笑い飯・POISON GIRL BAND・ザブングルは同列ぐらい。